改善のECRS(Favorite Frame-8)
改善のECRSというのをご存じでしょうか?
久しぶりのFavorite Frameです。
改善のECRS
Eliminate (排除できないか)
Combaine (結合できないか)
Rearrange (入れ替えることができないか)
Simplify (簡素化できないか)
製造現場での改善支援を少し本質とは違っているところがあるかも知れませんが、このECRSを使って行いました。
改善から半年が経ち、成果が出ている報告をいただいたことから成功事例として紹介します。
とある業界での部品製造業です。
E
工程2と3の間に運ぶ工程がありました。レイアウト変更をして、斜面を作り、工程2が終了すると、すぐさま、工程3に流れるようにし、運ぶという工程を排除しました。
レイアウト変更はコストがかかることから、なかなか実行できないものです。そこで、運ぶことを排除することによる効果を数値で示すことで進めることができました。
C
工程1と2は、揃える、くっつけるという単純な工程でした。工程1と2の作業を一緒にできないか検討を重ね若干のレイアウト変更も加え、結合しました。結果、各工程に2名配置していたが、合わせて3名で対応できるようになりました。
R
工程5は検査1であり、検査結果を調べたところ、ほとんどの不良が工程3によるものであることが分かりました。検査は最後にするものという先入観を排除し、工程4と工程5の順番を入れ替えました。
それによって、旧工程4では工程3による不良品も処理していたという無駄を排除することにつながりました。
S
工程6は検査2であり、Wチェックしていました。検査結果は良好で不良は0という状態でした。1回目の検査はすでに行っていることから、製品の一部を抜き打ち検査に切り替え、簡素化しました。
経営(Favorite Frame)
| コメント(0) | トラックバック(0)
│2015/11/21(土)15:52