そんな会社、先はありません。お休みなさい!

新しい事業を始めようとした時に、してはいけない事があります。もっとも重大なタブーとして「既存の事業部門と起業家的な部門を一緒にすること」だとドラッカーは言ってます。それまでの考え方や方法とは違うからです。片手間にしてもうまくいかない。

100%子会社に勤めている友人の話ですが、売上高が親会社などグループ会社(A)との取引が95%。グループ外(B)との取引が5%。という状況で、会社としては、(B)を伸ばしたいと考えている。しかし、伸びないのだと言う。話をよくよく聞いてみると、彼の所属する事業部門では、(A)と(B)が混在しているんだそうです。
あちゃ~。ドラッカーの言うタブーにストライク!


(A)と(B)が同じ部門。すなわち、その部門では、営業努力も必要で面倒な(B)の責任を持たないということ。それでは、いつがきても(B)は伸びない。その部門では(B)が伸びていなくても(A)がうまく回っていれば責められることはない。

また、話を進めていくと、人的な問題がありました。その会社の部長クラスは主に、親会社からの出向組でした。(B)を単独で任せることは可哀想。だから(A)と(B)まぜとくから適当にやっとけばいいよという感じ。出向仲間同士での守りの体制。それでは、いつがきても(B)は伸びませんね。

そんな会社、先はありません。お休みなさい!と言いたいところ。

友人は、外の世界を見て視野を高めたいと思っている。ゆくゆくは独立したいという思いがあり、焦っているのは確か。しかし、(A)がいつまでも安泰のはずがない。会社の為でもある。
そんな思いで、声を上げるのだが、出向組から嫌がられる。

社長も含めた出向組をうまくコントロールし、(A)と(B)を違う部門で立ち上げられるように働きかけ実現する事が最初のハードルだね!

と声を掛けました。彼なら、100%子会社としての役割は何なのか、(B)をなんでやっていこうとしているのか、というあたりの共通認識を持たせる事からはじめて、うまくハードルを越える事と思います。

それが出来るぐらいでないと独立なんて出来ないんじゃない!とはっぱをかけておきました。

頑張れ!次回飲みでの進捗報告が楽しみだ!


参考文献:「チェンジ・リーダーの条件」P.F.ドラッカー


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経営・ビジネス | コメント(0) | トラックバック(0)2007/02/20(火)22:59

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 新木 啓弘

Author: 新木 啓弘
     (しんき よしひろ)

徳島県出身/東京都在住

株式会社インフォクリエマネジメント 代表取締役

中小企業診断士
ITコーディネータ
ISMS審査員
ターンアラウンドマネージャー(NPO法人金融検定協会認定)

砂にこぼれた雨の滴が
川と流れて海に向くように
人は生きて何を残そうか?
こんな小さな命だけど・・・
  「からっぽのブルース」より

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