吉野家はなぜ強い

吉野家。私は学生の時から一人暮らしをしていて大変お世話になっておりました。今でも、作ってくれない時は、もとい、外出で一人の時にはついつい入ってしまいます。そんな吉野家に襲ったBSE問題。吉野家はどうなるのかな?って皆さんもお思いだったかと思います。私はこの騒動に関連して2つの事が気になりました。一つ目は、輸入中止の翌日には、カレー丼の試食をしていたという段取りのよさ。二つ目は、アメリカ産牛肉へのこだわり。


まず一つ目の段取りのよさについて。
吉野家は牛丼しかやっていない。単品商品を取り扱うリスクを抱えていて、そう崩れになるのではないか?と思いました。ところがどっこい半月後には新メニュー登場。どうしてそういう対応が可能であったのか?たまたまインターネットで調べたら驚きました。なんと子会社に、カレーのPOT&POT、うどんのはなまる、すしの京樽、宅配中華の上海エクスプレスなど、関連会社には石焼ビビンパなど。POT&POTはもともと吉野家で実験販売して独立した会社である。会社としては外食産業という枠ではあるが、多角化戦略を行っていた。なので調達が容易であった。それと、そういう事態に備えたコンテンジェンシープランがちゃんとたっていてそれを実行出来る体制があったと言えると思います。ただの牛丼屋ではなかった。

二つ目の、アメリカ産牛肉へのこだわりについて。
吉野家の企業文化は「うまい、やすい、はやいを支える健全で強い吉野家文化」である(創業当時は「はやい、うまい、やすい」だったそうです)。そこで、うまい、やすい、はやいのどれかが達成出来ないから行わなかった。と推測できます。調達量が半端ではないので、調達先が分かれてしまいます。その事により品質にばらつきが出てきてしまい「うまい」に該当しない場合がある。また、大量仕入れにならなくなるので、コストが上がり「やすく」出来ない。そんな事によりアメリカ産牛肉にこだわったのかと思う。そのこだわりによって企業文化を守った!それは吉野家ブランドを維持していったという事である。

では、現在の、牛焼肉定食、カレーなんかは企業文化に一致しているのか?と言われると、微妙な感じがします。それはBSEという認知された事情があったから許された。今後、POT&POTが独立したように、代替メニューの部分は新ブランドを立ち上げ、吉野家はまた牛丼一本でという方が私はいいかもなあなんて思っております。どんな展開を見せるでしょうかね。
皆さまはどう思われますか?

キーワード:コンテンジェンシープラン、ブランド

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経営・ビジネス | コメント(0) | トラックバック(0)2006/11/25(土)21:01

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 新木 啓弘

Author: 新木 啓弘
     (しんき よしひろ)

徳島県出身/東京都在住

株式会社インフォクリエマネジメント 代表取締役

中小企業診断士
ITコーディネータ
ISMS審査員
ターンアラウンドマネージャー(NPO法人金融検定協会認定)

砂にこぼれた雨の滴が
川と流れて海に向くように
人は生きて何を残そうか?
こんな小さな命だけど・・・
  「からっぽのブルース」より

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