「情緒」を加えました
ブログを初めてもう8ヶ月になります。記事数は、今回がちょうど50回目ということになります。週に1回は書くと決めていたので、ペースはこれでも良いほうという評価です。でももうちょっとさくさくと思ったことをかければいいなあと思ったりします。
記事50回という節目なので、私が今現在思う、「総合力」の公式を考えてみました。
「総合力」 = 「知識」 × 「実践」 × 「情緒」
「知識」と「実践」のスパイラルアップで成長する。という言葉が好きでよく使っていましたが、それに「情緒」を加えました。
将棋の羽生善治さんが、
「ITとネットの進化によって将棋の世界に起きた最大の変化は、将棋が強くなるための高速道路が一気に敷かれたということです。でも高速道路を走り抜けた先では大渋滞が起きています」
とおっしゃっています。
このITとインターネットの時代、特に「知識」だけをとると、専門家に聞かなくてもほとんどのことが解決出来ます。
では「実践」はどうかというと、特に将棋のようなルールがあるものについてはITにより擬似実践も可能でありプロになる手前のレベルぐらいまでは到達出来る環境になっているそうです。でもその先を越えることは出来ない。その先を越えるのには何が必要なのか?そこででてくるのが「情緒」なのかなと。
「情緒」とは、その人がどういう親に育てられたのか、どのような先生や友達に出会って来たか、どのような小説や詩歌を読んで涙を流したか、どのような恋愛、失恋、片思いを経験してきたか。どのような悲しい別れに出会ってきたか。こういう諸々のことがすべてあわさったもの。
一言でいうと人間性というところでしょうか。プラスに作用すると一気に総合力があがるのかなあと思っています。経営に関する本はいくつか読みましたが、これから歴史や文学の本なんかも読んで、「情緒」を豊かにかつ高めていこうと思っています。
「情緒」を高めると、ITやネットにより敷かれた高速道路の料金所付近での大渋滞をさらりと通り抜けることが出来ると考えてます。
参考文献:「Web進化論」梅田望夫、「国家の品格」藤原正彦